【サブリメイションの歴史】

最近、結構見かけませんか?

日々公開・放映されるアニメーション作品のエンドロールで、サブリメイションという名前を見かけたことはありますか?
ここを読んでいる方は既にお分かりかもしれませんが、サブリメイションとはアニメの3DCGスタジオです!

 

弊社が携わった作品では、2021年7月に『サイダーのように言葉が湧き上がる』が公開されました。

 

また同年6月に公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や、
夏に放送されていた『ラブライブ!スーパースター!!』をはじめとした『ラブライブ!』シリーズの
CGパートなどにも携わっています。

 

そして10月からはサブリメイション初のオリジナルテレビシリーズ『シキザクラ』が絶賛放送中です。

 

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2000年代、ひと昔、いや、既にふた昔前というべきでしょうか。
アニメにおいて3DCGは、作画に添えるものという印象が強かったのです。

 

メインとなるキャラクターなどは作画で、街を歩いているモブキャラクターや行き交う車などの
賑やかしとして使用されていました。

 

2010年代になると状況は少し変わり、フル3DCGで製作される作品やメインキャラクターに3DCGを採用する作品も出てきました。
また、作画をする際にも前段階として3Dレイアウトを採用するケースも増加し、3DCGの出番は年々増加していきます。

 

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そんな中、2011年7月にサブリメイションは設立されました。

 

サブリメイションの『これまで』

サブリメイションは、Production I.Gさんにて『攻殻機動隊S.A.C』などの3DCGを担当していたスタッフが中核となりスタートしました。
当時は三鷹のProduction I.Gさんの1室を借りてスタジオとしていました。

 

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同年10月には三鷹にアパートの1室を借り、そこが第2スタジオ的な役割としてProduction I.Gさんの部屋に収まりきらないスタッフの作業場となります。

 

社員数は大体10名程度でした。

この時期に動いていたタイトルとしては、『図書館戦争 革命のつばさ』『BLOOD-C The Last Dark』『009 RE:CYBORG』などに加え、遊技機系タイトルもありました。

『009 RE:CYBORG』はサンジゲンさんとのお仕事で、このときの関係がのちの『ウタリカ』設立へと繋がりますが、
そのお話はまた別の機会に。

 

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その後、アパートではスタッフが収まりきらなくなってしまい、そちらは引き払うこととなります。
多磨霊園のIGFXの1室を借り受け、さらに国分寺にもスタジオを開設。

 

三鷹のProduction I.Gさんの1室と合わせて3つのスタジオとなりました。
狭い範囲ではあるものの駅も路線もバラバラでした。

 

この時期に動いていたタイトルは遊技機系も多いのですが、それ以外では『東京ESP』『神撃のバハムート GENESIS』『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』などですね。

 

この頃はまだ、セルシェーダーを利用したレンダリングを主流としており、モブや車などの作品の賑やかし的な部分のお仕事が多かったです。

 

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しばらくは3スタジオ体制でしたが、スタッフの増加で各スタジオが手狭になったのと、
各スタジオ間の行き来が地味に時間を取られ意思疎通が難しいということで、三鷹に新スタジオを立ち上げることになります。

 

多磨霊園と国分寺のスタッフを合わせ三鷹スタジオとし、Production I.Gさんの1室はそのまま継続となりました。

 

この時期に動いていたタイトルは、徐々に規模の大きいものになってきます。
『ジョーカー・ゲーム』『ラブライブ!サンシャイン!!』『魔法使いの嫁 星待つひと』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』『Walking Meat』などです。

 

『Walking Meat』はサブリメイション初のオリジナルタイトルであり、社内から初めて監督を輩出するに至りました。
この頃になると、セルシェーダーに頼らずに3DCGツールから様々な素材を出力し、AfterEffectsを利用してそれらを組み合わせて、ビジュアル面のクオリティをより追究していく絵作りとなっていきます。

 

また、2016年末には名古屋の金山、2017年には仙台に地方スタジオを設立します。
残念ながら、仙台スタジオはその後閉鎖となりました。

 

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スタッフ増加により、またしても手狭となってしましました。
そうして東京三鷹スタジオは、2018年9月に現在の東京国立スタジオへと移転します。

三鷹スタジオ移転前夜<三鷹スタジオ移転前夜>

 

国立スタジオはビルの1フロア+半フロアを借り、かなり余裕のある規模となりました。
また、これまではパーテーションで区切っただけの簡易会議室しかなかったのですが、ここで初めて部屋として区切られた会議室が誕生しました。

 

それまでの三鷹スタジオでは大事な会議は個室のある喫茶店などで行われていましたが、そういった問題も解決されました。
その後、ナゴヤアニメプロジェクトの始動などもあり、名古屋に新たに塩釜口スタジオが開設されます。

 

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そして、2018年にサンライズさんとの資本業務提携、2019年にはNetflixさんとの包括的業務提携に至ります。

 

サブリメイションの『これから』

現在、社員数は約120名。
そのうち大半が20代という若いスタッフ構成になっています。
実際に計算したことはないのですがおそらく平均年齢は20代後半くらいになるかと思います。

 

現在稼働中のプロジェクトで主力となっているモデリングチーフやルック開発チーフなどは20代のスタッフが務めています。
取締役たちをはじめとしたベテランスタッフによる技術面・知識面でのサポートはもちろんありますが、
若さゆえの柔軟性や発想力、吸収力でぐんぐんと成長していき、今はチーフクラスとして活躍してもらっています。

 

将来的には、ディレクターや監督としてステップアップしていって欲しいと思っています。

国立スタジオ
<国立スタジオ>

 

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サブリメイションは今年、設立から10年を迎え、節目の年です。
4月に代表取締役の交代もあり、新体制となりました。

 

そんなサブリメイションでは、現在もサンライズさんやNetflixさんの作品など複数のプロジェクトが動いています。
将来的には『Walking Meat』『シキザクラ』に続く、サブリメイションオリジナルタイトルを作っていきたいと考えています。

 

作画に馴染む3DCGを作るということが設立当初より目標の1つにありましたが、その成果はNetflixさんで配信中の『ドラゴンズ・ドグマ』、『ラブライブ!スーパースター!!』、10月より放映中の『シキザクラ』などを見ていただけると、ご理解いただけるかと思います。

 

その目標は変わらず、作画と3DCGの良いところを併せ持つアニメを作るためにサブリメイションは今後も努力していきます。

 

 

一緒にその目標へ向かってみませんか?