「先生が社内にいる」を魅力へ
 -管理部 小島 良平-

 

皆様いかがお過ごしでしょうか?入社7年目の管理部の小島と申します!
昨年まではクリエイターとして勤務していましたが、今年から管理部所属となりました。今後はこちらのコラム更新なども担当もしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
今回は初めましてというご挨拶も兼ねて、サブリメイション入社前から現在までを簡単に振り返っていこうと思います。

【CGパース会社から専門学校の講師へ】

学生の頃から映像や絵コンテに興味があり3Dも含め色んな方法で制作していました。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』が私の中では衝撃的で、本編の映像を3Dで真似て作ったりもしていました(笑)。

そのまま技術を活かし映像系の会社に就職したかったのですが、当時名古屋にはそういった会社がなく、CGという部分を加味し建築パースの会社へと就職しました。建築系の知識が無く、最初は苦労したものです…。
実際に3Dで作ったものが図面に基づいて建てられていき、そこで人が生活を始めるという事に関われたのは「私が作った成果物の先に受け取り手がいて、それまでにたくさん人が携わっている」という、今でも忘れてはならないと大事にしている価値観の形成に繋がっています。

入社から5年ほど経った頃、母校である名古屋デザイナー学院(※1)から非常勤講師の誘いがあり、それを機に転職し専門学校の講師となりました。人に教えることは元々興味があり、専門学生時代にオープンキャンパスで高校生に教える機会に触れたことで、「何か役に立つかも」と卒業の際に教員資格を取っていた事も功を奏しました。
翌年には常勤講師として、ゲーム・CGアニメーション学科の担任を務めるようになりました。先任からの引継ぎが無く、手探りで何かと苦労することも多かったです。一時期は3学科180名をひとりでみていた時期もありました…(笑)。大変でしたが、滅多にない貴重な経験ができましたね。
”講師”というと決まったカリキュラムをこなしていく、というようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、意外と柔軟性の求められる仕事です。だからこそ毎年変化していく企業のニーズに応えるべく、私含め日々学校の講師は奮闘しております。カリキュラム内容など、講師に一任されている部分も多いので自身の考えが反映される機会が多く、やりがいを感じた部分でもありました。

【サブリメイションとの出会い】

サブリメイションと出会ったのは2016年頃だったと思います。金山スタジオ設立に伴う産学連携で話を聞かせて貰ったのが最初でした。当時も名古屋周辺でアニメ会社はなく、学生達も就職で苦労していたので「スタジオができる!」というニュースは一筋の光に感じられたのを覚えています。
その後、特別授業という形で現場スタッフを招き直接指導を受ける場が設けられ、長期インターンシップを経て東京や金山スタジオへの採用へと繋がっていきました。私は時間割など学内の運営面での調整や、長期インターンに伴う保護者の方への説明といったような学生のサポートをしていました。
結果的に『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』では参加した学生と私もクレジットに載せて貰い、非常に有難い経験だったと感じています。夢を叶える学生の姿をみて、学生と企業を繋ぐという役割自体にも確かな手ごたえを感じていました。

サブリメイションへの入社は結婚を機に鳥取県への引っ越しが決まり名デ学を退職するという時に、前代表に声を掛けていただいたのがきっかけです。出社が原則となっているサブリメイションでリモートワークを許可して貰えたことを含め感謝しています。

入社後は『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』や『サイダーのように言葉が湧き上がる』の3Dレイアウト用のLOモデルやプロップのモデリング、『魔法使いの嫁』のカット作業、『ドラゴンズドグマ』ではアニメーション補助、当時の新人達と一緒に原図作業とその取りまとめなど幅広い作品と業務に携わらせていただきました。直近では昨年配信開始したNetflixシリーズ『鬼武者』のアニメーション作業にも参加いたしました。

現在は名デ学の講師にも復職しており、サブリメイションのスタッフと二足の草鞋を履いております。両方ともリモートでの業務になるので、コミュニケーションの面では何かと苦労する瞬間がありますね。一方で、兼業することで「小島先生が働いているサブリメイションで自分も働きたい」と言ってくれる生徒が出るようにまでなりました。私を目標としてくれるような関係性を築くことが出来たのはとても嬉しかったです。
CGアニメスタジオのクリエイターとして作業をする中で得た気づきを、学校の授業にもタイムラグなく反映できるのは私の大きな強みではないかと感じています。

【”社内に先生がいる”ことが魅力となるように】

冒頭でもお話しましたが今年から管理部となりました。これまでの教員としてのスキルや経験を活かしながら新入社員向けの研修面談、また社内外の広報などを担当していこうと考えています。

名デ学講師をしている中で就職を控えた学生と話して感じるのは、”福利厚生の一環として研修を重要視する学生は多い”という点です。いきなり実務へ入るより、しっかり基礎を学んだ上で実践へ、というように段階を踏んだ方が安心感を覚えるのでしょうか?
数年前からサブリメイションでもクリエイター向けの技術面に関する研修は導入されていますが、今後はさらに基礎部分もしっかりフォローできるような研修も考案していきたいと考えています。社会人として持つべきマインドや、報連相の仕方など、どんな会社や業界へ行っても必要ないわゆる”ポータブルスキル”の教育も推進してまいります。
加えて、新入社員フォロー面談というのも今後取り組んでいきたいと考えております。日々生徒と関わる中で重要だと感じるのが”コミュニケーションの積み重ね”です。実際、授業を行う中で毎日の声掛けを徹底した所、出席率が改善した事もありました。
初めての仕事や、職場環境、人間関係や新生活…悩みを抱く要因は様々あるかと思いますが、それを抱えこまないように面談でサポートできればと思っております。
まずは新入社員の方を対象に進めていきますが、将来的にはスタッフ全体のケアを行えるよう尽力してまいります。

このコラムに関しても、これまで通り就職を検討されている方が興味を持って貰えるような情報を中心に更新予定です。専門学校で働く中で生徒からのニーズを反映させやすいというのは私だからこその強みだと思うので、それを活かした記事作成をしていければと考えております。
また、私自身リモートワークだからこそ中々プロジェクト外の人と話す機会が無く、スタジオも東京・愛知・宮城と離れておりますので、将来的にスタジオ間・スタッフ間を繋ぐようなコミュニケーションツールについても取り組んでいきたいという思いがあります。

名古屋デザイナー学院で働きながらサブリメイションと産学連携を行っていく中で、入社を目指して努力する学生を支え、見事内定を貰い今現在も活躍している姿をみると非常に誇らしい思いです。今後は管理部の一員としても新入社員の方を中心にフォローしていき、業界で躍進するお手伝いができればと考えております。
難しいことは百も承知ですが、研修や面談などを行っていく中で「先生が社内にいる」ということがサブリメイションの魅力のひとつとなるよう頑張っていきます!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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※1 名古屋デザイナー学院は2024年4月より名古屋デザイナー・アカデミーに校名変更予定