制作部の新人向け講習会に潜入!

こんにちは、管理部の山岸です◎
4月の入社式から早2ヶ月が経ち、新入社員もあっという間に会社に馴染んできた今日この頃。

入社式の記事で管理部による新入社員研修については軽くご紹介していますが、サブリメイションではクリエイター・制作ともに、それぞれの職種ごとにも研修を用意しております。
そこで、今回は制作進行が配属となる制作部の講習会に潜入し、実際に1コマだけですが受けてきました!
制作部の講習会自体は4月~5月にかけて隔週1コマ程度のスパンで、実務と並行して実施されています。内容としては、①制作進行として持っておいて欲しいマインド、②3Dアニメーションの制作フロー、③作画アニメーションの制作フローという大きく3つで構成されており、今回は③の作画アニメーションにおける制作フローの回に潜入。
どういった内容なのかをレポートしていきます✊

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講師を務めるのは制作部のアシスタントプロデューサー。業界スタートは作画アニメスタジオの制作からということもあり、作画目線で経験に即したお話をしてくださいます。企画~納品まで、どういった流れで進んでいくのか、この工程までにはどういった素材が必要なのかなど、上から順に辿って話してくださいます。


|ハチマキを巻いての熱血指導🔥(※講習会の雰囲気は体育会系ではありませんのでご安心ください(笑))

サブリメイションは3Dアニメーションの制作スタジオなのに作画のワークフローの知識が必要なの?と思う人もいらっしゃるかもですが、作業は違えど制作進行として求められる考え方や意識すべきポイントは共通しているもの。加えて我々は作画のスタジオさんとも多くやり取りしているので、知識として必要になってくる場面ももちろん存在します。そういった意味で、3Dアニメスタジオの制作進行としても、作画アニメーションに関する知識をつけておくと役に立つ場面は多くあります。特に3Dアニメスタジオにいると作画に関する知識を得られる場というのは限られるので、こういった場があると安心だなと感じました。

講習の内容自体も、社外秘の資料になるので記事では出せないのですが、実際に作品で使用した資料も数多く出しながら話してくださり、「これはこういったものです」→「実際に見てみましょう」という流れで進むおかげで話が入ってきやすく、普段の業務は実制作から遠い私でも非常に分かりやすいものでした。また、講師担当が一方的に話すのではなく、クイズや余談を挟みつつ進んでいくので、カッチリした雰囲気ではなく和やかなムードで参加することができました。

|参加した際のメモと資料をチラ見せ

今回私が参加させていただいたのは2Dアニメーションの回でしたが、4月の講習会は3Dアニメーションの制作フローがメイン。各工程がどういった作業なのかという解説に加え、発生するチェックや担当者、制作進行としての動きなど、こちらはより実務に即した内容が含まれています。

とくに印象的だったのが「分かんないことあったら何でも聞いて」と、講師担当のアシスタントプロデューサーがしきりに口にしていたこと。研修で知識を身につけることも大事なのですが、それを実務に直ぐ活かすというのは誰しも難しいものです。さらに作品やクライアントによってワークフローも異なってくるため、業務内容や求められることも変化するのが制作進行というお仕事のやりがいある部分であり、大変な部分でもあります。講習で得た知識も活かし、時に先輩スタッフを頼り、実務で身につけていくことが重要なのではないかと、今回の講習を受けて感じました。

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制作進行というお仕事は「絵を描くことができる」、「CGで何かを作ることができる」といったスキルが無くとも、アニメ業界、アニメ制作に携われるという特徴があり、実際にそのようなきっかけで知った方も多くいらっしゃいます。それ自体は事実で、同じような境遇で入社したスタッフも3年目には案件をひとりで回すことが出来るようになっています。(もちろん自動的にそうなるのではなく、入社してからの本人の努力の結果です。)とはいえ、「本当に何も知らないんだけど大丈夫…?」と不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
個人的には入社前、そして入社してからも必要なのは、誠実なモチベーションと目標設定なのではないかなと感じます。この業界でどんなことをしたいのかという目標がしっかり定まっていれば、そこに対してのモチベーションも自然と湧いてくるかと思いますし、そのモチベーションがあれば知らないこと・分からないことも学ぼうとする姿勢になりますし、それが結果自身の糧になる知識や経験へと繋がっていくのではないかと、私自身も働いていて感じます。
こういった講習会の実施や、実務における周りの先輩スタッフのサポートなど、サブリメイションの制作部としての支えもありますので、「スキルが無いこと」「ワークフローについての知識が無いこと」にもし不安を感じているのであれば、ハードルに思わず、業界に飛び込んでみていただきたいと思っております!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました◎