【Staff Interview Vol.4】竹内晋作


竹内晋作
専門学校名古屋デザイナー学院卒業
CGチーフ / 塩釜口スタジオリーダー
担当作品『宇宙戦艦ヤマト2202』、『ドラゴンズドグマ』


CGチーフとして仕事に取り組みながらも、演出・新人クリエイターの教育を担当し、マルチに活躍されている竹内さん。
クリエイターとしての熱意がとても強く、演技をつける際には作品内のキャラクターになりきり、時にはドラゴンになりきることもあるという。
そんなチャレンジ精神旺盛な竹内さんからサブリメイションでお仕事をする面白さについて伺った。

 

▷竹内さん、今日はよろしくお願いいたします!

よろしくお願いいたします!

 

▷まずは現在担当しているお仕事についてお聞かせください。

今はアニメーターもやりつつ、アイドル作品のミュージックビデオのVコンテも担当しています。あと、インターンシップ生にカット作業を教えています。

 

▷Vコンテといいますとコンテ作成作業をされているということでしょうか?

そうですね。
カメラワークを決めたり、レイアウトまで決め込むといったことをしています。

 

▷映像の演出も深く関わっていらっしゃるんですね!もとから演出志望だったのでしょうか?

自分から希望していたというより、自然とそういう流れになりましたね。
基本的に貪欲なので、全部やりたいという思いはありますけど(笑)。

 

▷様々なことにチャレンジしたいという想いがあるからこそ、色んな機会に恵まれるのですね!色々なことができるようになるまで苦労もあったと思うんですが、いかがでしょうか?

そうですね、最初は先輩にたくさん指導を受けてきました。
入社当初関わらせていただいたプロジェクトは『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』という作品だったんですけれど、当時面倒をみてくださったのは東京のスタジオにいる先輩でした。
カット作業、レイアウトの作り方、アニメーション作業に関して全部先輩から教えていただいたものになります。その先輩が作ったカットを見てすごいなーって思いながら仕事に取り組んでいました。

 

▷先輩にそういうふうにサポートをしてもらえるのはとても心強いですね!他に新人時代の印象深いエピソードはあったりしますか?

『宇宙戦艦ヤマト2202』のカット作業をやっていた時に、コンテに指示がなかったのに自分なりにエフェクトを作ってみて足してしまったことがあります(笑)。
それがOK通って、なおかつ汎用エフェクトとして採用されたのはすごい嬉しかったです。そこから自信を持ってカットに自分の色を入れるようにもなりましたね。
サブリメイションではこんなふうに作業者のやりたいことが採用されるのは面白いと思います。

 

▷新人時代から色々な経験を積まれてきたんですね!お話が少し変わりますが、アニメーターとして影響を受けた作品はありますか?

『鋼の錬金術師』ですね。ハガレンの作画が大好きです!
一目でこの人が作ったんだというようなカットを見るとすごい感動します。
表情だったり目の動きだったり、細かくこだわりを出している人が以前から憧れです。

 

▷そういったクオリティーが高いアニメが好きでアニメーターを目指したという感じですか?

当初からアニメが好きでアニメに関わる仕事をやりたいという思いはありました。
入学した最初のころは手書きアニメーターの勉強を頑張っていましたが、行き詰まっていたときに先生から3DCGをやってみないかという提案がありまして、やってみたらすごくはまりました。
それから何年も楽しさが続いています!

 

▷それはすごいですね!そこからどういうふうにサブリメイションと出会いましたか?

学校を卒業して、専門学校の職員の仕事をしていました。その時に、偶然学生時代の恩師である先生から名古屋にサブリメイションというCGスタジオができるということを教えてもらいまして、これはチャンスだって思いました!
当時、サブリメイションの方が授業で度々僕が勤めていた学校に来ることがありまして、サブリメイションに入りたいです!と自分から売り込んだ感じですね(笑)。

 

▷熱意がすごく伝わりますね!サブリメイションに入社後、今までアニメーターのお仕事をする上でどういったところが一番のチャレンジでしたか?

新人時代以降の話になりますけれど、ヤマトの次に『ドラゴンズドグマ』という作品に関わらせていただきました。
ヤマトの時は主に戦艦を動かしていたのに対して、『ドラゴンズドグマ』で初めてキャラクターアニメーションを担当しました。人間となると自分で実際動いてみないと分からないというのがありまして、恥ずかしさを捨ててなりきるような感じですね。
ドラゴンズドグマの時は人に限らず自分でドラゴンになりきってやっていました。四つ足で動いて、こうだなーって(笑)。

 

▷人間もモンスターもやっていれば何の役でもなりきれますね(笑)。 様々な演技に挑戦されていたのですね!

そうですね!
『ドラゴンズドグマ』をやって本当に色々な面でチャレンジがありまして、初めてのアクションシーンも担当しました!
自分なりにこうだ!って思いながらやったら、ディレクターの方に意外とアクション行けるなって言われたのはすごい嬉しかったです。
日常芝居に限らずアクションも含めて、ジャンルを問わず「こいつならいいのを仕上げてくれるだろう」って思ってもらえるアニメーターになりたいです。

 

▷今も色んなお仕事に取り組まれていると思いますが、今後の目標について教えていただけますか?

やっぱりアニメーターメインを貫いていきたいんですけれど、モデラーだったり、セットアップだったり、撮影も含めて3D業務に限らず色々挑戦したいという感じです。
次に活かすために全部知るだけ知っておきたいです!

 

▷アニメーションに強いCGIディレクターみたいな感じですかね!

そうですかね、多分。ゆくゆくは(笑)。
理想論ですけど、自分でコンテを描いてレイアウトをきる監督になれたらいいなーって思っているかもしれません。

 

▷まさにスーパークリエイターですね!笑 そのぐらい理想があって、目指せるものがあるからこそ頑張れることもありますよね。話はまたちょっと変わるんですけど、普段お仕事以外に何をされていますか?

最近職場の子たちとよくゲームをしています。
同じ年代の子もいますし、新人の子も一緒にやっていますね。
このゲームの世界に関して僕は新人の子に教えてもらっています(笑)。

 

▷いい距離感ですね!名古屋スタジオの雰囲気は基本どんな感じですか?

結構大人しめな雰囲気かもしれないんですけれど、雑談する時はみんなわちゃっと盛り上がりますね(笑)。

 

▷最後にサブリメイションに入社することを検討している方にメッセージをお願いします!

アニメが好きであれば本当にはまる仕事だと思います。
アニメ、ゲーム、漫画、色んな部分に触れてこのキャラならこうするだろうというのが見えてくると思いますので、是非そういった娯楽系が好きな方に入ってきてほしいという感じです!

 

本日は忙しい中お時間いただきありがとうございました!