【サブリの産休・育休ってどうなってるの?】
実際に取得したスタッフに聞いてみた!

2021年に創立10周年を迎えたサブリメイション。
社員が増え会社が大きくなり、社内の制度や福利厚生もいろいろと見直しを図っています。

今回はその中でも産休・育休についてのお話!

アニメ業界は産休・育休に限らず、そもそも休みが取りにくそう、というイメージがあるのではないでしょうか?
サブリメイションはスタッフの平均年齢も若く、まだまだそういった前例は少ないですが、比較的女性スタッフが多いため今後の取得者は増えていく見込みです。

今回は昨年まで実際に産休・育休を取得し、現在は子育てをしながら働いている女性スタッフにインタビューしてみました!

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▷稲垣さん、よろしくお願いします!
よろしくお願いいたします!

▷まずは簡単に自己紹介をお願いします。
入社3年目、管理部で事務をしております。
主に名古屋にある2つのスタジオ(塩釜口・金山)の事務と、東海エリアの学生採用の窓口や広報を担当しております。
社歴として言うと短いのですが、入社前は名古屋デザイナー学院(以下名デ学)に職員として勤めていて、サブリメイションと出会ってからで言うと6年以上が経ちます。

▷ちなみにその前まではどのようなお仕事をされていたんですか?
ウェディングプランナーを6年ほどしていました。
人と関わることが好きで、その人の人生の背景を知ったり、人生の一部に介入できることが、図々しくも好きで、生きがいでした。
お仕事としては結婚式の営業とプランニングがメインでしたが、人を育てるのも楽しくて採用担当と新人教育もしていました。
生まれつきお節介な性格なんですよね。

▷元々名デ学に勤められていたとのことですが、そこからサブリメイションへの入社はどういった流れだったのでしょうか?
職場にサブリメイションのスタッフさんが特別授業やインターンシップなどで頻繁に来られていたんです。
学生を育てながら会社も一緒に成長していく、という考え方が素敵だな~と見ていました。

それから徐々に卒業生たちの名前がクレジットに載っているのが自分のことのように嬉しくなり、深夜にリアルタイムでアニメを観ながら写真を撮って保管していました。
その教え子たちに導かれるように、転職を考えていた時に役員の方からお声がけいただき、名古屋の若いスタッフたちをサポートしていきたいと思い入社させていただきました。

▷ちなみに、もともとアニメはお好きだったのですか?
大好きです!!!!
子どもの頃は『美少女戦士セーラームーン』が大好きでした。
何回も観てしまうお気に入りの作品は『凪のあすから』『境界の彼方』『四月は君の嘘』『響け!ユーフォニアム』などなど…。
『ラブライブ!』シリーズもずっと大好きで、全部好きですが特にLiella!推しです。
名古屋のスタッフたちとライブに参戦したのはとても良い思い出です。

▷アニメの話になると止まりませんが…(笑)、本題に入りましょう!
実際に産休・育休を取るまでの流れを教えてください。社内の雰囲気的に言い出しにくい感じなどはありましたか?
妊娠が分かった時、誰に相談しよう…と考えていたら、ふと役員の方にも小さいお子さんがいらっしゃるのを思い出し、軽くご相談してからその流れで正式な手続きに入りました。
有難いことに悩んでいる時間はほとんどなかったです。
名古屋の子たちに伝えた時も、「スタジオのことは任せてください!」「また戻ってきてくださいね!」と温かい言葉をかけてもらいとても心強かったです。

---産休取得~復職までの流れ---
2020年12月 妊娠判明
年末年始のご挨拶を兼ねて役員に報告
2021年1月~ 経過観察
2021年4月  名古屋スタッフに報告
2021年7月~ 産休
2021年9月  出産
2022年9月  復帰
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休暇中もよく総務の方からチャットで社内のことを聞いていたので、あまり会社と距離ができた感じはありませんでした。
復帰したら私の仕事が無くなっているんじゃないかという不安もありましたが、一時的に他のスタッフが代わってくれていて少なからず負担にもなっていたので、復帰してすぐに自分の役目があってホッとしました。

▷復帰後に働き方や心境面などの変化はありましたか?
以前よりもかなり自分の体力が落ちていたのと、何をしていても息子のことが気になってしまうというのはありましたね。
周りのスタッフにはそう思われないように飄々と過ごしていますが(笑)。
業務の合間に「お子さん元気ですか?」「あまり無理しないでくださいね」と声をかけてもらったり、わざわざチャットをいただいたりすることもあり、温かい職場にいつも救われています。

▷仕事と家事・育児の両立に関して、気を付けていることやコツなどはありますか?
とにかく後回しにしないことですね。
毎日細々としたタスクが増えていくので、ゴミ捨てくらいの小さなことから、スタッフの急な欠員など業務に影響するような大きなことまで、内容を選ばずすぐにレスポンスするようにしています。
その上でその日のうちに片付かなかったことは、デスクトップのメモに残しておいて翌朝欠かさずチェックしています。

| 稲垣さんのとある日のスケジュール。朝から夜までびっしり…!頭が下がります。

リモートワークの日は通勤時間が省ける分、1時間ほど早めに作業に入ることも多いです。
息子を保育園に送ってから、スタッフが出勤する前に先回りできることは済ませておくことで、忙しいスタッフたちを急かして負担にならないよう、余裕を持って確認や打ち合わせなどができるようにしています。

同じように家事・育児でも、朝洗い物をしたら夜の分のお米の炊飯器のタイマーを入れておいたり、夕方までに翌日の息子の着替えを準備しておいたり…。
家のことは油断してしまい、後でやろうとしていて忘れたことが何度もあるので、仕事と同じテンポでこなすことはかなりのライフハックです。

あとはどちらも楽しみながらやることですね!

▷今回産休・育休を取ってみて、取得を検討しているスタッフへのアドバイスをぜひ!
働きながら子育てをするのは決して楽なことではありません。
守るものが増えることで気を張ってしまったり、慌てすぎてケアレスミスをしたり、思うようにスケジュールがこなせず自分を責めてしまうこともあります。
それでも会社というひとつのコミュニティの中で、自分がしたことで成果があったり、人に感謝してもらえることは大きなやりがいです。
疲れて帰った後も、可愛い息子の顔を見たら、また明日も頑張ろう!と思えます。
サブリメイションは復帰後も温かく迎えてくれる会社なので、事前にしっかりと打ち合わせをして、安心して休暇を取得していただくと良いのかなと思います。

▷最後に今後の目標など、あれば教えてください!
今は時短勤務で日によってリモートワークもさせていただいているので、他のスタッフと比較して会社への貢献度が低くなってしまうとは思います。
それでも業務のレスポンスの早さや、名古屋のスタッフたちへの気遣いは、人一倍できるよう意識していきたいですし、どんな時も自分からポジティブな声かけをしていきたいと考えています。ママって強いんだぞ、っていう(笑)。

そしてこれからのサブリメイションが、もっともっと「女性が安心して働ける会社」になったら良いなと思っています。まだまだ社内では例が少ない産休・育休取得者のモデルケースとして、これから検討しているスタッフの相談に乗るなど、経験者だからこその目線で寄り添えたらと考えています!

▷ありがとうございました!